名誉毀損,誹謗中傷の書き込みがなされた事案での解決事例
電子掲示板に,ある方の名誉毀損,誹謗中傷,プライバシー権侵害の内容の書き込み(数十件)がなされた。
記載の内容は,この依頼者が不貞をしていることやそのことを中傷する言葉(もちろんまったくの虚偽である),依頼者の家族に関する内容であった。
依頼者は,刑事告訴するとともに,相手方の特定のために,書き込み者の特定と損害賠償請求の依頼をされた。
依頼者は,精神的にかなり被害を受けており,依頼者の家族も誰がやったかわからないこれらの行為に怖れていた。
相手方が判明し近所の人であることが分かった。
刑事事件としても捜査が開始されたころ(任意取り調べあり),当方の請求に対し,相手方からの刑事事件の対応を含めた示談の申出があり,交渉の結果,相当額の慰謝料(3ケタ万円)+加害者特定のために要した弁護士費用等の支払いとなった。
これで依頼者や依頼者の家族の思いが全部晴れたわけではないが,今後は誰かわからない人から攻撃を受けていると恐れないで生活をすることができるとのことで,依頼を受けた分については解決となった。
しかし,近所の人がこのような加害者であった場合,顔をこれからもあわせる可能性があり,真の解決にはならない可能性があることが心残りである。
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