1 弁護士会照会に対する対応の変更
従前は、LINE ヤフー株式会社が、LINE アカウント情報に関する弁護士会照会については、通信の秘密の侵害及びその懸念を理由に、同社から開示を得られないことがほとんどでした。
しかし、同社と日弁連の協議の結果、①LINE ア カウント情報(電話番号及びメールアドレス)に関する弁護士会照会について、 LINE 上に新たに設置された「通報」機能を用いて対象のアカウントを特定する方法で、開示を得られる見込みになりました。
2 公式アカウント、LINE IDからの照会について
また、公式アカウントについては、「通報」を用いることなく LINE アカウント情報(電話番号及びメールアドレス)の開示が得られる見込みであり、
LINE ID からの照会についても、「通報」を用いることなく LINE アカウント情報(電話番号及びメールアドレス)の開示を得られる見込みとのことです。
3 照会のための通報についての留意点(重要)
① 通報元アカウントの電話番号又は LINE ID を記録
② 弁護士会照会の申出前に通報をする(LINEアプリは最新版に更新をする)
③ 通報日時を記載して照会申出をする
通報日時を記録するために、通報した画面のスクリーンショットを撮影しておいたほうがよい。
④ 通報回数を記載する。1つのアカウントについて、複数回の通報がある場合には、複数回の通報をした旨を記載。
※実際の通報と回数が一致しない場合、開示されません。
⑤ 通報後に相手方アカウントが削除されても通報ログ及び相手方アカウント情報は一定期間残るため照会は可能です。
現状、アカウント削除後も数か月は電話番号の情報は残るようですが、保存期間内でも電話番号が譲渡され、別のユーザーが同じ電話番号を別の LINE アカウントに登録した場合などは、電話番号が回答されない場合があります。
4 以上のように、正確な手順や記録しておくことも多いため、弁護士に照会を依頼してから、その指示に基づいて通報をしたほうがよさそうです。※実際の通報と回数が一致しない場合、開示されません。という注意もあるため、むやみに通報をしても照会の妨げになる可能性もあります。
5 なお、この照会によって開示された電話番号や電子メールアドレスについて、再度、通信会社に契約者情報の弁護士会照会をすることで、氏名や住所の特定が可能になります。(電子メールアドレスだけの場合は特定ができない場合もあります)
LINEアカウントによる誹謗中傷、名誉毀損や詐欺被害、その他の被害があって賠償請求したい場合など、瀬戸法律事務所にご相談ください。
瀬戸法律事務所 弁護士 瀬戸 伸一

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